現代の欧米型の食事は、
酸性食品に偏りがちと言われています。肉、魚、卵、乳、砂糖、穀類は体を酸性に傾けるミネラルが多く含まれています。
酸性の食事に偏ると体内のpH値が酸性に傾きます。体が酸性に偏ると、体内では、バランスを保つために、骨に含まれるカルシウムからアルカリ成分が分泌され、結果的に骨が弱くなったり、高脂肪の摂取、結石や痛風発作に影響があると言われています。
人間の成人の場合、日に約2.5L以上の水分が排出されます。失われた水分は、食事や飲料水で補給しなければなりませんが、この場合、人の体液や血液にほど近いpHの弱アルカリ性で、胃に負担の少ない軟水を飲むと良いでしょう。
水分を補う場合飲み方も大切で、一度にたくさん飲むのではなく、数回に分けて摂る方が無理なく吸収できます。
生命の源・目覚めの一杯
起床時に、コップー杯のお水がおいしく飲めるということは、健康である証拠です。目覚めの一杯の水は、血液やリンパ液となって体内を巡り、滞りがちになっていた老廃物を流し出します。また、酸素や栄養物などを、私たちの体を構成している約60兆個の細胞に送り出しているのです。そしてなによりも、寝ている間に濃くなった血液を薄めるという重要な役割をしています。
三度の食事の後に一杯
食事中は水をたくさん飲みがちですが、それは胃液が薄まり、消化がされにくくなるのであまり良いことではありません。また、食後は胃が活発に動いているので水分が吸収されやすく、体に水分がたまりやすくなっているので、多量に飲むとむくみの原因になります。ですので、胃の動きが落ち着いた食後2〜3時間後に飲むのが理想的です。
寝る前の一杯「宝水」
人は睡眠中に汗や呼吸などで、500ml~1Lの水分を放出しています。これだけの水分が失われれば、体はカラカラ、血液はドロドロです。すると、血管が詰まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞の原因になります。そこで、就寝前に水を飲むことにより、睡眠中の血液の濃縮を抑え、新陳代謝を促し、体内環境を良い方向に整えてくれるのです。
この他に、3時のお茶の時間や、入浴の前後などこまめに摂るほか、
スポーツをするときやお酒を飲む時など、状況に応じて水を飲むようにしましょう。